官僚になれなかった夏

はじめまして。ブログ初心者のNao-Naoと申します。このブログでは日常の時事問題や公務員試験の勉強・受験時の心構え、就職活動等について書いていきたいと考えております。何卒よろしくお願いいたします。

★【⑩】官庁訪問体験記 2018'★

こんばんは。Nao-Naoです。

前回の更新から2ヵ月近く空いてしまいました。

4月からバタバタしており、ブログを更新する時間がありませんでした。

Twitterをする時間はあったのですが…お待たせして申し訳ございません。

 

さて、今年の公務員試験はイレギュラー対応に終始しそうです。

一次試験の択一試験も延期され、官庁訪問自体が以前の国家公務員Ⅰ種試験の時のように受験生全員に訪問させて頂けるのか、それとも三密を避けるために今年の採用を取りやめるのか、非常に難しい岐路にあると思います。

 

前回の体験記でおおよそ第1クールの官庁訪問は終わりましたので、今回は第2クールの官庁訪問について書かせて頂きたいと思います(第2クールからの訪問で採用されることは本当に稀であるので、その点は留意していただきたいです)。

前回の官庁訪問分はここに貼っておきます。

nao-nao.hatenadiary.com

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第1クールが終わり、土日は心身共にゆっくりと休めることができました。

官庁訪問で知り合った友人との飲み会、②ひたすらホテルで半身浴、そして、

③時間を忘れるほどの睡眠、によって完全にリフレッシュすることができたのです。

 

そして、第2クールの初日、私は文部科学省を訪問しました。

文科省が第1クール初日に来なければ厳しいという話はその控室で後々同じ官庁訪問の方から聞くことになりますが、その時は、それを踏まえた上で、来年の官庁訪問について漠然と考え始めていた時だったのであまり気にはなりませんでした。

まず、第2クールであったということもあり、列に並ぶこともなく、表玄関からエレベーターを使い、待合室のある階まで移動します。

移動すると、左右両方の突き当りに長机が準備されており、訪問者の管理を行っていました。

私が第2クールからの訪問であることを伝えると、若い女性の事務官は少し驚いた顔をして私に終電記入用紙と、入館許可証を渡し、「待合室にて記入をお願いします。記入が終われば、こちらまで提出のほどよろしくお願いします。」と笑顔で伝えてくれました。

 

その長机から更に突き当りまで進んだところに控室があり、終電記入用紙にNAVITIME

で調べた終電時刻を記入し、入館許可証にも自筆署名をして提出しました。

提出後は許可証のみ戻り、その頃には第1クールを生き残った訪問生達が続々と待合室に入ってきていました。

文科省の控室には机に白いテープ?のようなものが貼ってあり、ホワイトボードマーカーで何か書けるようになっていました(情報交換用?)。

また、部屋にはウォーターサーバーが準備されており、正直、ペットボトルが置いてある他省庁よりも気兼ねなく飲むことができ、ありがたかったです。

壁中には啓発ポスターが貼ってあり、キャラクターをきっかけに話をしている机もありました。

同じ机になった訪問生達に話を聞くと、①文科省はもう既に一軍と二軍を決めていること、②こちらは二軍で、一軍は更に上階にある会議室に集められていること、を教えてもらいました。こちらは全く文科省を意識していなかったため、来年の予行練習に近いことを伝えると、更に③この二軍部屋では夕方ぐらいに必ず「大虐殺」がある、これで生き残れたら第3クールに呼んでもらえる可能性は高いが、おおよそ10人残れば良い方だろう。という情報ももらいました。部屋にはおよそ40~45人程度の訪問生がいたので、この中でそれだけの人が落ちてしまうのだと改めて官庁訪問の怖さを思い知らされました。

 

その後、面接が始まり、私は初めてということもあり、入口面接が行われました。

最初は初等中等教育局の3年目職員の方が、志望動機やどのような話を聞きたいか、等について5分ほど話をしました。

私は国際化教育の重要性について述べ、自身の大学院における経験から英語教育の早期化について主張し、面接官の方も一定の理解を示してくれました。

 

本当にそれだけで、肩透かしにあったような気がしましたが、そのまま控室に帰ると、時を待たずにすぐさま呼ばれ、今度は総合教育政策局政策課の方と面接を行いました。面接場所は局の部屋内にあるブースでした。

 

今度の面接官の方は7年目の方で、以前の部署が初等中等教育局で企画をなさっていた方でした。面接自体は非常にオーソドックスなものでしたが、文科省らしく、「どのような教育内容にすれば、あなたが主張するようなオーラルコミュニケーションができる人材が育つと思いますか。」であったり、「その問題意識はあなたの経験に基づいていますが、他の人の経験と普遍化できていますか。」であったりとかなり経験と実践に基づいた話をされました。

私自身は可能な限り広く説明し、薄くならないように自身の経験で裏打ちしました。面接官の方からのコメントは「問題意識も明確だし、アプローチの仕方もある程度鮮明に描けていますね。しっかり考えられていると感じました。次の面接でもこの調子で頑張って下さいね。」といったもので、非常に好意的なものでした。

 

そして、しばらく控室で待機し、どのような質問をされたか、誰と面接をしたか、といった情報交換を行っていました。

1時間程度待った後、また呼ばれ、今度は科学技術・学術政策局の9年目の方と面接をセッティングしていただきました。

 

最初に相手の方から「希望の話はなかなかできないとは思うけど、公務員は部署を回されることも多いから、少しでも興味があることを聞いてくれると嬉しいです。」と丁寧に仰られ、いつも通り志望動機、問題意識等を聞かれました。そこは無事無難に乗り切ることができましたが、最後に「うちの局について興味のあることはあったりしますか?」と聞かれ、咄嗟に産官学の取り組みについて私の大学での産官学連携の取り組みを交えて、お聞きしました。

その機転が良かったのか、「案外志望分野的に弱いと思っていたこの局でも良くこれだけ話ができたね。素直に凄いと思うよ。次は順番的に昼過ぎになるかもしれないけど、次も頑張ってね。」と言われ、心強く感じました。

 

結局、そのまま昼ご飯に入ることになりましたが、その直前に10人程度まとめて番号が呼ばれ、その方達はそのまま控室に帰ってくることはありませんでした。

名前を呼ばれた方達が全員出ていったのと入れ替わりで職員の方が入ってきて、お昼休みとなりました。

一緒に飲みに行った友人がいたので、お昼は共に下の食堂で食べ、長期戦になった場合に糖分を補給するために省内のコンビニでGABAを買いました。

午後はチョコレートを買っておいてよかったと思うぐらい、周りの方々が帰宅していくことになるのですがそれは次回に書きたいと思います。

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今回は文科省午前の部を久々に執筆させて頂きました。

本当に長い間お待たせしてしまい、申し訳ございませんでした。

 

公務員試験も先行きが不透明な中、やきもきしている方も多いと存じますが、その不安を銃弾に変え、日々勉学に取り組むことで、しっかりと試験が行われた暁には持ち弾としてこの期間に学んだことを活かせるよう頑張って下さいね。

体調管理がこのご時勢に関わらず、テストにおいては非常に大切です。

この体験記を読んでくださっている読者の皆々様もより一層ご自愛くださいますように。

 

Nao-Nao。