官僚になれなかった夏

はじめまして。ブログ初心者のNao-Naoと申します。このブログでは日常の時事問題や公務員試験の勉強・受験時の心構え、就職活動等について書いていきたいと考えております。何卒よろしくお願いいたします。

★【⑫】官庁訪問体験記 2018'★

こんばんは。Nao-Naoです。

 

ほぼ月一の更新のようになってしまい、申し訳ないです。

私のブログを見て頂いている方が多いこと、本当に励みになっておりますので、

仕事が落ち着けば、可能であれば二週間に一回、週に一回を目標に書いていきたいと思います。

 

前回の記事をまた貼っておきますね。是非併せてお読みください。

 

nao-nao.hatenadiary.com

 以下、第二クール二日目の体験記を書いていきます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

第二クール一日目の文部科学省にて、ニュース速報が入ってきました。

内容は「松本智津夫死刑囚の死刑執行」というもので、控室内は珍しく、

ざわついていました。

 

その翌日、三日目に私は法務省の門を叩きました。

法務省の周りは厳戒態勢で、警察官の方達が素人の私が見ても非常に多く、

別の意味で非常に緊張感がありました。

 

少し早く合同庁舎六号館の中に入ると、一階の待合室らしきところに椅子があり、

他の訪問者達が座っておりました。おおよその時間になるとぞろぞろとエレベーターで上に上がって行くのですが、なかなかエレベーターが混んでおり、すぐ上がれませんでした。

理由としては同じ庁舎内に公安調査庁が入っており、そちらでも官庁訪問が行われているため、二つの訪問者が一階のエレベーターホールで一堂に会していたのです。

 

ちなみに法務省官庁訪問は少し変わっていて、面接は各部門毎(入国管理局は2019年、出入国在留管理庁に格上げ)に行われ、面接は数回、終わり次第随時帰宅という形式でした。

 

私は第一志望に入国管理局、第二志望に民事局を挙げていました。

呼ばれる順番は必ずしも手続した順番通りではなく、各々志望の局の担当者が空いた順番で呼ばれているように感じました。

 

まず、初めての法務省ですので、志望カードを受付にて提出し、待機します。

控え室では椅子が円形に並べられたのみで、机も飲み物も無い、初めての環境でした。

近くの椅子に座っていた男性は中央大学大学院の方で、少し意見交換をさせて頂きました。

彼は司法試験と併せて受験していらっしゃるということで、法務省には政治畑の人より法律畑の方が似合っているのかと少し感じました。

 

二回目の呼集で呼ばれ、民事局の面接から行われることになりました。

民事局の面接は一対三(訪問者:面接官)で、オーソドックスな質問(「なぜウチを志望するのか?」等)から法務省らしい質問(「人権啓発に興味があるようだけど、どのようにすれば人権意識は向上できると思いますか?」等)まで様々な質問を20~30分程度受け続けるものでした。しかし、民事局では余り人権啓発に力を入れる施策を打っていないようで、逆に面接官の方から「そういう視点があると気付かされましたね…」と言っていただけるほどでした。

 

一度面接が終わると控え室に帰り、控え室に駐在している職員の方に帰室した旨、

報告しなければなりません。

そして、椅子に腰を下ろしてすぐに名前が呼ばれ、入国管理局の方の面接が行われることになりました。

 

入国管理局の面接は実務を行っている横にあるパーテーションで囲まれた応接ブロックで行われました。ここは一対一で連続的に三人の面接官の方と面接をすることになります。

一人目は若い女性の方で、オーソドックスな質問を30分程度されました。少し、拍子抜けしましたが、すぐに「次の面接官が来ますので少しリラックスしてお待ちください」と言われ、驚いたことを覚えています。

二人目は課長補佐の男性の方で、オーソドックスな質問から入国管理、外国人に対する理解を深めるための施策等、幅広く30~40分程度話しました。詰まりながらも相手の質問に的確にお答えしていると、面接終了時に「もう少し位の高い人が来ますからお茶でも飲んでリラックスして待っててくださいね」と言われました。

三人目は課長をされていた女性の方で、オーソドックスな質問は自身が感じた問題の着眼点を聞かれたのみで、後は外国の方々の入国管理についての施策についてや不法滞在の外国人についての対処の仕方、水際対策の有効性を上げるための施策案等極めて専門性の高い話のウエイトが重かったような気がします。

その方が終わった時点で、「では、控え室にお戻りください」と言われ、少し専門性の高い話まで詰められなかったのかな…と反省しながら控え室に戻りました。

 

控え室に戻り、面接が終わった旨を伝えると、「本日の面接はこれで終了です。次回の予約につきましては対象者の方のみご連絡差し上げますので、お待ちください。本日はありがとうございました」と言われ、法務省官庁訪問は終わりました。

よく見ると控え室にはもう殆ど人が残っておらず、話していた中大大学院の人もいなくなっていました。

 

法務省を出ると、機動隊の方々が立っており、異様な雰囲気を醸し出していました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

少し短いですが、これで官庁訪問第二クール二日目の話は終わりです。

 

この法務省の面接は各局によって面接のスタイルが異なるところに驚かされましたね。

あと、施策については幅広く、一見関係ないと思われることも聞かれますので、情報のアンテナを高く張り、常に情報収集に努めてください!

 

では、次は三日目の人事院を訪問した体験談を近いうちに書かせていただきます!

それでは、受験生の皆様は事前面談会、頑張ってください!

最大限の敬意をもって応援いたしております。

 

Nao-Nao。