★【⑯】官庁訪問体験記 2019'★
こんばんは。
Nao-Naoです。
約一か月ぶりの更新になります。
「可能な限り速やかに」とは何だったのか…
前回の分の文科省のリンクを貼っておきますので、また一読いただければと思います。
今回は文科省編の中編になります。少し期間が経ちましたが、また読んでいただければ嬉しいです。
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私が部屋に戻ってから、次々と第二陣、第三陣と呼ばれて行きました。
人によっては人事面接であったり、原課面接であったようです。
比較すると人:原=50: 50ぐらいであったので、恐らくは希望した仕事をしていらっしゃる官僚の方の手が空き次第、対応してくださっているのではと感じます。
まず、一度ではさすがに切ったりしないのかなと考えていました。
しかし、全員が呼ばれ終わった頃になると、担当の方が入ってきて、「今から呼ぶ番号の方は荷物を全て持って廊下に並んでください」と言いました。
みんなさっきまで呑気に話していたのに、一転、お通夜のような状態になり、皆自分の番号が呼ばれないように祈っていました。
理由は簡単です。かつて書いた官庁訪問体験記でも出てきました「大虐殺」だからです。この大虐殺はおおよそ①昼前と②夕方の二回あります。
この「大虐殺」によって部屋の中のおよそ半分が消されます…割合が示されると皆がお通夜状態になる気持ちも分かっていただけるのではないかと思います。
さて、実際に半分ほどが減らされましたが、私達の机では一人しか減っておらず、皆が仲良く食堂でご飯を食べることができました。
私のお勧めは食堂ですが、どうしても他課のお昼休みと一緒になってしまい、混みあってしまいます。
そのため、偶然机が確保できなかったときは下にあるファミリーマートでお昼を買うのも一計だと思います。このファミリーマートにはクリーニング店も併設されており、並ぶところを間違えないようにすることだけ気を付けて下さいね。
さて、お昼も終わり、また死線が始まります。
すぐさま担当者が入ってきて先程と同様に番号を呼んでいきますが、大体五人以内ですので皆安心して面接へと向かっていきます。
中にはトイレを兼ねて、先遣隊の行き先を見に行く猛者までいたほどです…
私は先程と同じく二回目か三回目に呼ばれました。
今回は人事面接で総合教育政策局の方が面接官でした。年次は十二年~十五年の方で順調に年次が上がって行っており、安心しておりました。
面接内容はまず、自己紹介を志望動機を含めてして下さいとのことで、聞かれ方がこれまでと異なっていたので少し戸惑いました。
しかし、やりたいことが変わるはずもなく、私は大学院での経験の際に志望動機を埋め込み説明しました。
すると、面接官の方は「重要性は省としても痛感しているが、あなたから見て、どのようなところが最も至らないと思うか。」と質問されました。
私は文科省の行っている施策自体に問題は無いが、現場に対して「どうして多文化共生を理解させなければならないのかという動機づけの部分が浸透しきれていないのではないか」と申し上げました。加えて、いかにしっかりした制度であったとしても、現場の人間がその重要性について理解できていないと、施策の効果は薄れてしまう、とも伝えました。
面接官の方は非常に理解してくださり、「ウチとしてもその点は非常に憂慮しています。今は○○(施策)を打ち出して…」と教えてくださりました。
そして、「最も苦労した体験はなんですか。」という質問になり、私の所属していた部活における発表会において発表者として部内調和を図ったこと、意見を集約し、役割を割り振って、専門性を高めたこと、等について答えました(結果はもちろん優勝で、努力したから順位が上がったという結びになります)。
最後の逆質問は人生100年時代の生涯学習の重要性について(広い視野)と自身が行きたい部署について(狭い視野)の両面の質問をし、人事面接は終わりました。
部屋に戻ると先程と同じように質問攻めにあい、ホワイトボードで説明しながら、情報共有を図りました。三人寄れば…とはよく言ったもので、全く予想もしなかったところから切れ味の良い質問をいただいたりして、仲間内で共有し合っていました。
一人が質問を共有すれば、皆自身ならどう答えるか、を机のメンバー考えるので、頭の体操兼模擬面接みたいな感じで臨戦態勢の維持にも資していたと思います。
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少し短いですが、今回はここで区切ろうと思います。
ではまた時間がかかるかもしれませんが必ず更新はしますのでこまめに読んでいただければと思います。
これからも役立つニュースや体験記を書いていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
Nao-Nao
追伸:次回分のリンクも貼っておきます。