官僚になれなかった夏

はじめまして。ブログ初心者のNao-Naoと申します。このブログでは日常の時事問題や公務員試験の勉強・受験時の心構え、就職活動等について書いていきたいと考えております。何卒よろしくお願いいたします。

★【⑮】官庁訪問体験記 2019'★

こんばんは。

Nao-Naoです。

 

今日は文部科学省編第2回目となりますので、お付き合いください。

前回分は以下に貼っておきますので、また一読いただければと思います。

 

nao-nao.hatenadiary.com

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私は人事面接に呼ばれ、友人達と仲良く情報交換していたところから一転、

1人で荒波に漕ぎ出すことになりました。

しかし、2回目ということもあり、気はだいぶ楽なものがありました。

 

今回は人事面接で、10年目の文化庁の方が面接官でした。

1つの部屋を仕切り板で細かく区切っており、入り組んだ中での面接会場でした。

相手はドリンクとチョコレートを卓上に出して面接しており、

極めてラフな印象を受けました。

 

まず、ご自身のキャリアについて説明され、今は現有文化財の有効活用を主に考える部署に在籍されているとのことを話されていました。

この時間はただひたすらに聞き流しながら自身の発言を頭で反芻するのではなく、自身の発言の後に必ず逆質問の機会が与えられるので、その糸口を探す時間と捉えるべきだと思います。

 

相手の説明が終わるといよいよ面接です。

最初は簡単に氏名と自己紹介、志望動機を求められます。

志望動機を最初に聞いてくれるあたり、優しい面接官だと感じました。

先程の集団面接時に述べたものをしっかりと伝えきるようにしましょう。

志望動機はこの文科省にいる間、絶対に変えてはいけません。

この官庁訪問では一貫性答弁能力が見られていると言っても過言ではないのです。国会答弁で官僚が根拠を二転三転としていないように、あなた自身が一官僚として自身の意見をどれだけ堅持できるかが問われているのではないでしょうか(上積みは良いですが、横出しはなかなか一貫性の維持という点で厳しいと思います)。

 

そしてその後はもちろん志望動機の深堀りです。

私の場合ですと「多文化共生以外ではどのようなことをしてみたいか」でした。

つまり、二の矢三の矢を用意しておかなければならないということですね。

しっかりと「郷土教育」について述べ、加えて、郷土教育は多文化共生への道標になり得るというような話をしたような気がします。

相手は常に私の顔を見ながらメモを取っており、私も常に相手の目を見ながら話を見るように心がけていました。

 

説明し終わった後、面接官からは「私がこれまで持っていた価値観を変えるようなパラダイムシフト的な考えを聞くことができ、すごく嬉しいです。正直、大学院卒の方はこんなに物事を考えているのかと考えさせられました。」と非常に高い評価をいただきました。

そして「そのモチベーションの高さを維持する方法について教えて欲しい」と質問をされました。

私はジムに通っていたので、運動と熱いお風呂に入って気持ちをリフレッシュさせること、また、こまめにメモを取り、自身のしてきたことを見つめ直すことが最もモチベーションを維持する方法だと伝えました。リラックスすべきところはリラックスすることが大事だとも伝えました。

相手も同意してくださり、自身も日記をつけていることやジョギングをしていることなどを仰っていました。

 

そして、私のサークルでの経験について「人を叱ることが難しいと言われる中、サークル内での問題因子について対処する際にどのようなことに注意を払いますか」と質問をいただきました。

私は注意する際は必ず人格攻撃にならないように気を付けながら個別の事案に鑑みて物事自体を注意するようにする、と説明しました。

具体的には、どうしてそのような行動をしたのか、今から考えてどう感じるのか、人が自分に同じことをしたらどう感じるのか、次からはどのように対応していこうと考えているのか、について聞き取ると伝えました。

面接官はメモを取りながら「私自身、官夏さんから注意を受けるとしたら凄く新鮮な印象を受けると思います。人格攻撃に気をつけながら注意をする術をもう身に付けられているというのは素晴らしいことだと思います。」と言っていただき、凄く嬉しかったです。

 

逆質問では「①キャリアフロー及び今努力されていること、②文化財を活用した郷土教育についてどのように考えているか」について聞き、次の面接時に使える話のネタをもらいました。

 

そして30分程度して面接が終わると、面接官の方が「これ、控え室で良かったら食べて!いい話聞かせてもらったし、私が最終面接官なら絶対採用したいと思う。上手く希望部署の人と当たれるように希望出しておくから、楽しみにしておいてね。」と言ってキットカットをくれました。

部屋に戻って質問攻めを受ける中で、メモ帳に今回の面接のことを書き、頂いたキットカットを食べ、前にあるホワイトボードに内容を書きながら、質問に答え、みんなならどう答えるかなどを話をしながら呼ばれなかった人達は、次の面接の機会を待っていました。

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今日はここまでにしておきます。

一度の面接の話しか書いていませんが出来るだけ密度が濃くなるように頑張っておりますのでご容赦いただきたいと思います。

次回で、文科省編一日目は終わりにして内閣府編を書いていきたいと思います。

 

では、皆様もよくご自愛ください。

コメントなど頂ければ可能な限り反映していきたいと思いますので、何かあればよろしくお願いいたします。

 

近いうちに書き上げられるよう頑張ります!

 

Nao-Nao

 

追伸:次回分のリンクも貼っておきます。

 

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