★【⑨】官庁訪問体験記 2018'★
おはようございます。
ご無沙汰しております。Nao-Naoです。
結局、昨年の末に以下のような記事を書いておきながら、満足に新年のご挨拶も出来ないようなブログ運営をしてしまい、忸怩たる思いであります。
今年も、皆様にとってより良き年となりますことを祈念いたしているのは当然ですが、特にブログを読んでくださっている様々な受験を控えていらっしゃる方々にはより一層大きな大輪の花が咲かれますことを重ねて祈っている次第です。
ブログの書き方も朧げになりつつある中、官庁訪問の続きを早く書いて、2018年度分は終了させたいと考えております。
2つ前の記事ですのでリンクを貼っておきます。
こちらを先に読んで頂いた方が今回書かせていただく体験記の理解を深めやすいのかなと思います。
⑧からの続き
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
昼食をとって、控室に戻ると同机にいた受験者がいなくなっており、
更に人数が減ったのだと感じました。
そういえば昼食に出る際、複数人まとめて番号を呼ばれ、
「あなた達は昼食に行ってきて構いません。○○時○○分でにこの控室に帰ってきてください。」と言われたのを思い出し、「あなた達『は』」ということは、そうでない人達もいるのかと改めて官庁訪問の厳しさを思い知りました。
国土交通省の控室にはコーヒー(ブラック)、紅茶花伝(ミルクティー)、緑茶があり、緑茶の減りだけが異様に早かったのを記憶しています。
また、昼食後に情報交換で1日目に外務省に行った人等から他省庁の動向を聞く等し、
本当に情報戦とは精神的に厳しいものなんだと実感しました。
その後、面接が再開され、私は自室を持たれている50代くらいの面接官の方とお会いしました。
その部屋に呼ばれた時は2人だけ呼ばれ、常時警備員のいるフロアで待機することになり、1人が外の椅子で待機、という形でした。
私は後の順番でしたが、場の空気に呑まれてしまい、初めて緊張感を覚えました。
面接を終え、外に出てきた先行者が扉を閉めると同時に首を横に振り、「かなりの圧迫だから気を付けた方が良いよ。」と言われました。
先行者はそのまま控室に戻っていきましたが、あまり雲行きは良くなかったのだろうなと背中を見て感じていました。
1分後、ノックをして中に入ると、控室の8割ぐらいの広さのところに、面接官の方がいらっしゃり、ニコニコしながら、横にある椅子の方に座るよう促してきました。
規定通りに挨拶と自己紹介を終え、着席すると、面接官自身の経歴の紹介も無く、志望動機を聞かれました。
これまで積み重ねてきた「⑴面接官自身の来歴⇒⑵自身の志望動機に⑴を組み合わせて述べる」というフォーメーションを崩され、面食らった私は思った通りの発言をすることが出来ず、防戦一方となりました。
ちなみに、その時に相手にされた質問は「どうして○○では出来ないのか」「どうしてこれまではあなたの主張するようなことが出来なかったと思うか」「あなたの志望動機ならば○○省の方が似合うと思うが、なぜそちらでは叶えられないのか」という定番の質問の中でもかなり圧迫の質問形式なものが多かった気がします。
勿論、これまで培った弁舌を尽くして説明しましたが、「○○という志望動機ではこの省で通用しないと言われたらどうするのか」「これまでの経歴で国土に類するようなものが無いが、いきなり関心を持ってこれまでの考えとの統一性は取れているのか」と反駁され、取り付く島もないように感じました。
今回の面接が最も厳しかったと感じながら面接室を後にし、控室に戻ると先程の先行者からどうだったかを聞かれ、かなり厳しい面接内容であったと伝えました。
その後、もう1人、30代の方の面接を挟んだのですが、聞かれることはオーソドックスなことばかりで、国土交通省の官庁訪問は失敗であったと肌で分かりました。
そして、奇しくも先程の面接を行った2人が同時に呼ばれ、1人ずつ採用可能性が低い旨伝えられました。
帰りにはその人と共に富国生命ビルB2Fにある「萬里」というお店で冷麺を食べてアルコールを飲み、帰りました。
今回は情報交換ではなく、大学のことや就職活動自体のこと、また研究等幅広いことについて話をし、打ち解けることが出来たと思います。
いい気分でホテルに帰り、半身浴をしながら明日過ごす東京での観光地巡りについて思いを巡らせていました。
官庁訪問ではリフレッシュの仕方、気の緩め方が本当に大事だと感じた3日目となりました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以上が私の過ごした第1タームでした。
かなり精神的にも、肉体的にもしんどかったですが、現在でも共にお酒に行く朋友達を得ました。彼、彼女達は今公務員ではありませんが他業種で広く活躍しており、新入社員の洗礼について愚痴を聞かせてくれています。
2日間の休みについては軽く1つの記事に纏め、次の第2タームに訪れた省庁について書きたいと思います。
第2タームからの採用可能性は低いと知っていながら来年の官庁訪問について少しでも情報を得ておこうとしていた節があります。
よって、読者の皆様にはあまり参考にはならないかもしれませんが、書かせて頂こうと思います。
長らく更新が空いてしまっていたこと、重ねてお詫びを申し上げ、必ず次は近いうちにあげさせてもらうことを約束し、今回の結びとしたいと思います。
今回も長い記事を読んで頂きありがとうございました。
Nao-Nao