★【ニュース】貿易関係から見る日韓関係について★
こんばんは。
Nao-Naoです。
今朝に引き続き、今晩も一本ブログ記事を書きたいと思いますが、
タイトルは「貿易関係から見る日韓関係について」です。
貿易の観点からですと、最近はこの記事がありました。
日本政府が行った措置が規制だ、規制だと言われていますが、実際に行った措置は「優遇措置の撤廃(いわゆる『ホワイト国』からの除外)」に過ぎません。
この「ホワイト国」として日本は「アイルランド・アメリカ・アルゼンチン・イタリア・イギリス・オーストラリア・オーストリア・オランダ・カナダ・ギリシャ・スイス・スウェーデン・スペイン・韓国・チェコ・デンマーク・ドイツ・ニュージーランド・ノルウェー・ハンガリー・フィンランド・フランス・ベルギー・ブルガリア・ポーランド・ポルトガル・ルクセンブルグ」の27ヵ国を挙げています。
「ホワイト国」という用語は輸出に関して国際的な安全基準(キャッチオール規制)が守られていると認識している国のことを指します。
この指定によって輸出の際の手順が簡便化されており、信頼の上に成り立っているシステムと言えるでしょう。しかもこの指定は必ずしも相互的なものでなければならないという規定はありません。
この指定からの解除によって輸出システムは煩雑化し、更に、貿易を行う都度に日本政府からの審査(エンドユーザーは誰かという明示を行い、経済産業大臣から許可)を受けなければならなくなってしまいます。実質的には「制裁」の色が濃い措置と言えますが、しかし、表面上は「優遇措置の撤廃」なので、各報道社が喧伝するように「規制」を行ったわけではありません。
特に日本が指定した「フッ化ポリイミド」「レジスト」「フッ化水素」の3品目ですが、よく真っ先に挙げられる「フッ化ポリイミド」はディスプレイにも使用されますが、軍用飛行機や軍用レーダー、宇宙ロケットの開発にも必要不可欠な素材です。
この素材が韓国から北朝鮮に流れ、ICBM(大陸間弾道ミサイル)の開発に使用されているのではないかと日本政府は考えています。
更に、「レジスト」「フッ化水素」は共に日本が全世界における生産の約9割を占めており、特にフッ化水素については(株)森田化学工業一社が約8割の生産を行っています。
つまり、日本無しでは生産することが出来ない重要な素材であると改めて言うことが出来る。日本としては、この切り札で韓国の財閥に依存した経済を疲弊させつつ、韓国国内世論を日本側に向かせたいのであろうが、それは極めて難しいと言わざるを得ない。
なぜなら、「外交の天才(天災?)」こと文在寅大統領が外交問題を大衆向けの問題に貶めてしまったからだ。日本も韓国も制度は違いはあれど、民主主義国家に違いはない。この民主主義国家の中で、大衆向けにしてしまった外交問題について弱腰な姿勢を見せてしまえばいつぞやの蝋燭革命よろしく政府が転覆されてしまうのが目に見えている。
勿論、日本でも同様の事態が考えられる。国内に問題が山積している今、国内問題に目を向けさせないためにわざと外交問題をクローズアップして取り組むというのは古今東西の民主国家において採られていた政策だからだ。
日本が今、対外的に妥協できる状態ではないのは韓国も良く分かっているはずだが、それを読めないのは大きな失策としか言いようがない。
このようなお互いの失策及び国民を巻き込んだパフォーマンスによって信頼関係は戦後以来最低までズタズタになり、回復の見通しはこの両政権下でなされる可能性は極めて低くなった。しかし、このような関係になったそもそもの原因は国内世論の捌け口としていわゆる「従軍慰安婦」やいわゆる「徴用工」の戦後賠償を引っ張り出してきた文政権の手腕の至らなさであると判断せざるを得ないと思います。
このような国際状況の下で、日本の最高機関である国会の参議院の議員選挙が行われる。国内政策も大事なことであるが、国が国として行う外交政策にも目を向けて判断をして頂けるとこのブログを書いている意味というものを実感できます。
最後に、是非投票に行って、清き一票を投じてきてください。
Nao-Nao