★【⑬】官庁訪問体験記 2018'★
こんばんは。Nao-Naoです。
まず最初に、今回の令和二年七月豪雨にて被害を受けられた方々に心よりお見舞いを申し上げます。早期の復興、日常の回復を祈念しております。
事前にTwitterにて連絡しましたように、今週は人事院での官庁訪問について書かせていただきたいと思います。
加えて、ご報告ですが、私の拙いブログを読んでくださる方が1,000人を超えるほどになりました。飛び上がりたいほど嬉しいです。本当にありがとうございます。
これからも読んでいただける方々が増えれば、時期を見て更新の頻度について考えなければならないのかな、と思っております。
今回は人事院についてですが、正直、第二クールの三日目に行ったこともあり、
志望度は無きに等しかったです(これを隠して熱弁を揮えないとなかなか厳しい…)。
私は志望度の低さが見抜かれてしまったので、昼過ぎにエレベーター送りにあってしまいました。ですが、この短い時間の間で三回(入口・人事・人事)の面接を受けることができ、内容も濃かったので、かなりの面接練習になったと思います。
では、前回の法務省編は以下にリンクを貼っておきます。是非併せてお読みください。
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2018年度の官庁訪問最終は「人事院」に行こうと前日の法務省にて待っている間に考えており、面接カードはホテルに帰宅後書きました。
素直なところ、人事院が何をしているかは曖昧で、詳しくは知りませんでした(ホテルに戻ってから初めてパンフレットのPDFを印刷したぐらいです)。
結論から述べると人事院だからできる!ということはなかなか思い当たりません。
よくある人事院勧告について触れようと思いましたが、生兵法は大怪我の基なので、余り触れられず、安定に書くと…公務員の方々が職務に励むことができるような体制・制度作りに携わりたい。という当たり障りのないものになってしまいました。
さて、朝に人事院に向かうと上階に案内され、三階か四階にある控え室に通されました。いつも通り面接カードを回収された後は、椅子だけが沢山用意された部屋にて座って自分の番号が呼ばれるまで待っておりました。
他の省庁なら後から来た人には別口の入口面接が行われるはずですが、人事院は他の訪問者達と同じ括りで呼ばれ、法廷らしきところに案内されました。
重厚な木製の扉を通り抜けた先には八つほどの机があり、そのそれぞれで入口面接が行われました。
私の面接官は三年目の方で、「他の省庁を訪問してどうであったか」や「人事院を志望する理由」、「どんな話を聞きたいか」等本当に五分ほどの入口面接が行われました。
私自身、そこは淀みなく全てお答えすることができ、面接官の方も よく頷いてくださりました。
手応えが上々であったので少し余裕を感じながら控え室に戻ると、あんまり体調が良くなかったのか隣の席の男性がしきりに汗をかきながらトイレに何度も行っていました。
あまり緊張してはいけないと考えた私は深く控え室では物事を考えないように努めましたが、話す相手もいなく、寂しい気持ちでいました。
二回目の面接にすぐ呼ばれ、今度は五年目の方が面接官でした。
同時に面接される方がいなかったのでその法廷らしき場所を独り占めした形での人事面接となりました。
まずは、「他の省庁をどのような軸で訪問したのか」という内容の質問をいただきました。これについては「まず、防衛省については…」といったように個別の理由を簡単に挙げながら最後に「全てで一気通貫しているのは人を慮る心を常に持って働けるかどうかを軸に訪問させていただきました」と演繹法のように説明しました。
また、私は質問を簡潔に「はい、(質問)ということについては…」といった形で自身で時間を作り、主導権を相手に握られ過ぎないように気を付けていました。
次いで、「人事院に求められる素質は何だと思いますか?」という質問があり、「素質は二つ、形にならない問題を早期に発見する洞察力と改善したことで公務員の方々がより職務に専念できるような環境を作る実行力です」と答えました。
あと、趣味やガクチカ等平凡な質問を受けた後、この部屋がなぜ裁判所のような作りになっているのか、なぜ「公正」という文字が掲げられているのか、といったことを教えていただきました。
部屋に戻ると三人程度の方がもういなくなっており、まだ入口しかしていないのに…と悲しくなりました。
そして、またすぐに呼ばれ、三回目の面接、今度は十年目の面接官の方が担当になりました。場所は同じ「公正」部屋です。
質問は「あなたが考える『公正』とは何か」や「どのようになれば達成されたと感じるか」等極めて返事が哲学的になってしまうようなものでした。
ふるいにかけているのがありありと分かりましたので、いずれの質問にも本当に自分の意見と学説を交えながらお返事をしました。
が、しかし、あまり面接官のペンは走らず、私はこの方のお眼鏡には適わなかったのだと理解しました。正直な反省点としては、実務的な回答ではなく極めて哲学に寄ったものになってしまったことだと思います。
そして、控え室にて一時間半程度待った後、「虐殺」にて大半のメンバーと共に帰宅させられました。
一階にて休憩室があったので水を貰い、どうしようかぼーっと考えていたところ、防衛省、法務省で顔を見た方がいたので話しかけ、そのまま遅めの昼食に向かいました。
東京大学の方だったのですが、かなり落ち込んでいたので、一緒に第一生命ビル地下一階にてご飯を食べ、お酒を飲み、LINEを交換して帰宅の途につきました(いまだにその方とはメールや電話をするほど仲良くしていただいてます)。
この時は本気で官庁訪問は終わったと思いました。
また来年行くことになるとは知らずに…。
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これにて、2018年度官庁訪問は全て終わりです。
なかなか失敗談を述べられる方は珍しいのではないか、と書いていて感じました(笑)
最後に書かせていただきましたが、実は前年の官庁訪問も行っております。
その話についてもまた書かせていただきたいと思っております。
このブログを初めて約一年、ようやく前々年の官庁訪問について書き切ることができ、達成感に包まれております。
しかし、私の体験談が少しでも次世代を担う国家公務員となられる皆様の一助になると分かった今、ここで打ち切りという訳にはいかないと謎の使命感に燃えております。
ですので、これからも更新していきますので是非読んでいただければと思います。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
次回をお楽しみに!
↑上記↑が初めて書いた官庁訪問体験記です。
参考までに読んでいただければと思います。
Nao-Nao。
追伸:2019年度版も始めました。